- 司法書士の立会い報酬ってなに?
- 司法書士に依頼しないといけないの?
- 料金相場を知りたい!
不動産売買時には「所有権移転登記」「抵当権抹消登記」などの登記手続きが必要であり、司法書士へ依頼するのが一般的です。
しかし、司法書士への報酬に関して「いくら払うのか」「そもそも依頼するべきなのか」などと疑問を抱いている方も少なくありません。
そこでこの記事では、司法書士への立会い報酬の意味や相場について詳しく解説します。
この記事を読めば、司法書士への立会い報酬の意味や依頼の必要性などがすべてわかります。
不動産売買を控えている方、すでに進めている方はぜひ参考にしてみてください!
不動産売買における司法書士への立会い報酬とは
不動産を売買した際は司法書士立会いのもと、銀行などの一室で登記手続きや売買代金の決済などがおこなわれます。この際に司法書士へ支払う手数料が立会い報酬です。
なお、不動産売買時には以下の登記が必要です。
- 所有権保存登記
- 所有権移転登記
- 抵当権設定登記
- 抵当権抹消登記
司法書士が代わりに登記してくれるので、報酬として支払うこととなっています。
不動産売買における司法書士への立会い報酬は2万円前後
司法書士への立会い報酬は2万円前後が一般的です。
ただし、司法書士事務所によって料金が異なるため、少しでも費用を抑えたい方は複数の司法書士事務所を比較するのがよいでしょう。
不動産売買において司法書士への立会い報酬以外にかかる費用
司法書士への立会い報酬以外にも以下の費用がかかります。
- 所有権移転登記費用
- 抵当権設定・抹消登記費用
売主と買主とで支払う費用が異なるので確認しておきましょう。
所有権移転登記費用
所有権移転登記とは、不動産の持ち主が変わったことを証明するためにおこなう手続きです。
買主がおこなう登記であり、所有権移転登記を完了しないと第三者へ自分の家だと主張できません。
所有権移転登記を司法書士へ依頼した場合、5万円前後かかるのが一般的です。
抵当権設定・抹消登記費用
抵当権設定登記とは、住宅ローンを組んで不動産を購入した際に購入不動産を担保にして設定する登記です。
買主がおこなう登記であり、司法書士へ依頼した場合は4万円前後かかります。
抵当権抹消登記とは、購入時に設定した抵当権を抹消する登記です。
住宅ローンを完済すると抵当権を抹消できるようになり、司法書士へ依頼した場合は4万円前後かかります。
売主がおこなう登記であり、抵当権を抹消することで不動産も売却できるようになります。
抵当権について詳しくは「【超初心者向け】抵当権とは?抹消の流れ5ステップや根抵当権との違いを解説」をご覧ください。
不動産売買時の司法書士への立会い報酬に関するよくある質問
司法書士の立会い報酬に関するよくある質問をご紹介します。
不動産売買を控えている方は参考にしてみてください。
- 売主と買主のどちらが報酬を支払うの?
- 自分で登記できないの?
- 報酬を払うタイミングは?
- 司法書士へ依頼するメリットは?
売主と買主のどちらが報酬を支払うの?
司法書士への立会い報酬は、登記を依頼した売主や買主が支払います。
例えば、所有権移転登記を依頼していれば買主が支払い、抵当権抹消登記を依頼していれば売主が支払います。
片方のみが支払うわけではなく、それぞれの登記を依頼した人が支払うのです。
なお、登記を自分でおこなった場合は司法書士へ依頼していないので報酬を支払う必要はありません。
自分で登記できないの?
不動産売買における登記は、不動産知識の少ない一般の方には難しい手続きです。
必要書類を用意したり登記事項を記載したりするため、手間や時間がかかります。
その点、司法書士へ依頼すればすべて代わりに登記してくれるので、余計な手間や労力を省けます。
報酬を払うタイミングは?
司法書士への立会い報酬は不動産取引が完了したタイミングで支払います。
各登記手続きは不動産取引の終盤におこなうため、決算完了に合わせて報酬を準備しておきましょう。
司法書士へ依頼するメリットは?
司法書士へ依頼することで代わりに登記手続きしてくれます。
不動産売買時は取引するだけでも手間や労力がかかります。それに加えて登記手続きも自分でおこなうとなれば非常に手間がかかり面倒に感じます。
それでも司法書士へ依頼すれば、取引や引っ越し準備に集中できるので精神的にもラクになるでしょう。
少しでも手間や労力を減らしたいと思う方は司法書士へ依頼するのがおすすめです。
まとめ:不動産売買時における司法書士への立会い報酬を理解して手間や労力を抑えよう!
司法書士への立会い報酬の意味や金額について解説しました。
司法書士への立会い報酬とは、所有権移転登記や抵当権抹消登記などを代わりにおこなってくれた司法書士へ支払う報酬のひとつです。相場は2万円前後であり不動産売買時には司法書士へ依頼するのが一般的です。
司法書士へ依頼すれば煩雑な登記手続きを代わりに進めてくれるので、自分は不動産取引や引っ越し準備に集中できるメリットがあります。
少しでも手間や労力を抑えたい方は、報酬を支払ってでも司法書士へ依頼した方がよいでしょう!