- 不動産屋に騙されたらどうしよう……
- 危ない不動産屋の特徴は?
- 信頼できる不動産屋に依頼したい!
不動産会社は都心部や田舎など全国各地にあり、今やコンビニよりも多くあります。
しかし、なかには悪質な手法で営業してきたり、信用できない対応をしてきたりするケースも少なくありません。
そこでこの記事では、やめた方がいい不動産屋の特徴や避けるべき担当者の特徴などを解説します。
【こんな人に読んでほしい】
- どこの不動産屋に相談するか決められない
- 不動産屋に騙されないか不安
- 不動産の知識がないから担当者に頼りたい

【要注意】やめた方がいい不動産屋7つの共通点
以下の特徴のある不動産屋は依頼しない方が無難です。
- 誇大広告を使用している
- 来店を過度に急かす
- レスポンスが遅い
- 店内が整理整頓されていない
- ホームページがない、または更新されていない
- 宅建業者の処分歴がある
- 電柱などに違法な看板を設置している
誇大広告を使用している
【誇大広告とは】
実際よりも良く見せようと事実を大げさに表現している広告のこと
誇大広告を使う不動産会社には注意が必要です。実際には存在しない物件を魅力的に見せ、問い合わせると「契約済み」と言って別の物件を紹介するケースがあります。




徒歩分数や築年数を実際より良く見せるのも違法です。誇大広告は宅建業法で禁止されており、売主の信頼を損なう行為です。
大切な不動産の売却では、正確な情報を出す会社を選びましょう。
来店を過度に急かす
来店を過度に急かす不動産屋には注意が必要です。売主の希望や事情をよく聞かず、「早く契約しましょう」と強く迫る業者は、自分たちの都合を優先している可能性があります。
こうした対応では、売却条件をしっかり比べたり冷静に判断したりする時間が取れず、不利な契約になることもあります。
信頼できる業者は、売主の話を丁寧に聞き、急がせずに説明や提案を行います。焦らず自分のペースで相談できる業者を選びましょう。
レスポンスが遅い
連絡が遅い不動産会社はやめた方がいいです。
購入希望者からの問い合わせにすぐ対応できないと、他の物件に流れてしまい、売却のチャンスを逃すおそれがあります。
また、価格交渉や契約手続きもタイミングが重要です。連絡が遅い会社では全体の流れが止まり、売却価格が下がったり売れるまでに時間がかかったりすることもあります。
大切な資産を納得いく形で売るためにも、迅速かつ丁寧に対応してくれる会社を選びましょう。
店内が整理整頓されていない
店内が散らかっていて書類が山積みの不動産会社は注意が必要です。契約書や個人情報がしっかり管理されていない可能性があり、紛失や情報漏れのリスクがあります。
整理整頓ができていない会社は、業務もいい加減なケースがあるため、大切な物件の販売を任せるには不安が残ります。
また、外観や看板が汚れている会社も避けた方がいいでしょう。
ホームページがない、または更新されていない
ホームページがない、または長く更新されていない不動産会社には注意しましょう。
今は多くの人がネットで物件を探す時代です。情報が古いと、お客さんに見てもらえるチャンスを逃してしまいます。
売却を依頼しても十分な宣伝が期待できず、なかなか売れない原因になることもあります。
信頼できる会社かどうかを見極めるために、ホームページがあるか、最近も更新されているかを必ず確認しましょう。
宅建業者の処分歴がある
宅建業者としての処分歴がある不動産会社との取引は注意が必要です。
業務停止処分を受けた会社は、その期間中に契約や広告ができず、売却が途中で止まるおそれがあります。
実際に、処分により売却手続きが進まず、売主が不利益を被ったケースもあります。処分歴のある会社はトラブルにつながる可能性があるため、取引前に国土交通省「ネガティブ情報等検索システム」で確認しましょう。




信頼できる会社を選ぶことが、安心した売却につながります。
電柱などに違法な看板を設置している
電柱やガードレールに違法な看板を出している不動産会社には注意しましょう。こうした行為は条例や法律に違反するおそれがあり、信頼性に欠けます。
悪質な会社の中には、媒介契約を結ばずに勝手に広告を出すケースもあります。売主が気づかないまま取引が進み、後々トラブルになるおそれもあります。
違法な広告をする会社に任せると物件の印象も悪くなります。ルールを守って営業している会社を選び、安心して売却を進めましょう。
こんな営業マンには要注意!信頼できない対応例6選
信頼できない営業マンの対応は以下のとおりです。
- 高圧的な態度をとる
- 質問への回答が曖昧または無視する
- 契約や申し込みを急かす
- 物件のデメリットを隠す
- 専門用語ばかり使い、説明が分かりづらい
- 宅地建物取引士の資格を持っていない
高圧的な態度をとる
高圧的な営業マンには注意しましょう。例えば、「そんなことも知らないのですか?」など、上から目線の発言をされたら要警戒です。
さらに「今すぐ決めないと他の人に売れますよ」と急かすのも典型的な例です。
このような態度は不安をあおり、冷静な判断を妨げます。また、他社の悪口ばかり言う営業マンも信頼できません。
不安を感じたら、担当者や会社を変えることも検討しましょう。
質問への回答が曖昧または無視する
質問にきちんと答えない営業マンには注意しましょう。
例えば、物件の内容や契約の条件を聞いても曖昧な返事しかしなかったり、話をそらしたりするような対応をされた場合、その営業マンは信頼できない可能性があります。
実際、公的機関でもこのような業者には注意するよう呼びかけています。不安なまま契約を進めるのはリスクがあるため、疑問に明確かつ丁寧に答えてくれる営業マンを選びましょう。
契約や申し込みを急かす
契約を急かす営業マンには注意しましょう。仲介手数料が目的で「今が絶対の売り時です」「早く決めないと他の方に取られます」などと焦らせる場合があります。
こうした発言は売主の不安を煽り、冷静な判断を妨げるおそれがあります。不動産の売却は人生でも大きな取引です。
営業マンのペースではなく、自分のペースでじっくり判断しましょう。
物件のデメリットを隠す
物件のデメリットを隠す営業担当者には注意しましょう。過去の雨漏りなどを伝えずに売却すると、後から買主とトラブルになるおそれがあります。
売主にも説明義務があるため、知っている内容は正直に伝えることが大切です。
信頼できる営業担当者を選び、必要に応じてホームインスペクションを行うことで、安心して売却を進められます。
専門用語ばかり使い、説明が分かりづらい
専門用語ばかりを並べ、分かりづらい説明をする担当者は、売主の理解を置き去りにしているかもしれません。
例えば、「建ぺい率」や「容積率」といった言葉を丁寧にかみ砕いて説明しない営業マンは、信頼できるとは言えません。
建ぺい率は「敷地のうち建物を建てられる面積の割合」、容積率は「建物全体の大きさの上限」です。
きちんと説明してくれる営業マンを選びましょう。
宅地建物取引士の資格を持っていない
営業担当者が宅地建物取引士の資格を持っていない場合は注意しましょう。資格がないと、重要事項の説明など法律で決まった業務ができません。
知識が浅いと、価格設定や手続きで不利益を受けるおそれもあります。家を売るなら、担当者が宅建士かどうかを必ず確認しましょう。




査定額だけで判断すると危険!見抜くべき落とし穴
不動産会社の査定額は、必ずしも正しいとは限りません。以下の落とし穴を理解しておきましょう。
- 査定額の根拠が曖昧な可能性がある
- 不動産会社や担当者によって査定の精度が異なる
査定額の根拠が曖昧な可能性がある
査定額だけで判断するのは危険です。高い金額が提示されても、その理由がはっきりしないと実際の売れやすさとズレていることがあります。
売れ残れば価格を下げることになり、結果的に損をする恐れもあります。高すぎる査定は、契約を取りたいだけのケースもあるため注意しましょう。
査定を受けたら、その根拠をしっかり確認し、できれば複数の会社に相談して比べることが大切です。
不動産会社や担当者によって査定の精度が異なる
査定額だけで判断すると危険です。不動産の査定は会社や担当者によって結果が異なることがあります。
地域相場を重視する会社もあれば、物件の特徴を優先する会社もあります。また、担当者の経験によっても査定の精度は変わります。
ひとつの会社だけで決めず、複数の査定を取り、根拠や市場の見方を比較しましょう。信頼できる担当者を選ぶことも、納得の売却につながります。
優良な不動産会社を見つけるなら不動産一括査定がおすすめ
優良な不動産会社を見つけるなら、不動産一括査定の利用がおすすめです。
一度の入力で複数の会社に査定を依頼でき、対応や査定額を比べられます。相場を把握しやすくなり、信頼できる会社を選ぶ手助けになります。
ただし、査定額が高いだけで決めず、説明の丁寧さや対応の誠実さも確認しましょう。
実際の体験談から学ぶ!やめた方がいい不動産屋
実際に不動産売却を経験した方の、不動産屋に関する体験談をご紹介します。
どのような体験をしたのか参考にしてみましょう。
最悪だ、、
仕事で千葉に引っ越したが、
入居初日からやけに埃っぽいなあと思い掃除したら、床がすすだらけ。近くの製鉄所のスラグが飛来してて、それが室内まで入り込んでてたよう、、。
不動産屋も管理会社も市役所もろくな対応して貰えず…入居早々脱出計画立てねば。。
#JFE
#降下ばいじん pic.twitter.com/5d36lWbF8m— R.Tsunoda (@tsuno_work) March 29, 2025
この方は、引っ越し初日から室内に黒い粉のような汚れが広がっており、原因は近くの製鉄所からのスラグだったようです。
不動産屋や管理会社がすぐに動かず、市役所も頼りにならなかったとのこと。
売主としては、周辺環境のリスクを把握し、購入希望者や不動産会社に事前に共有しておく配慮が欠かせません。
今日、某大手不動産会社に、査定をお願いしたのですが対応が悪くて、査定には、時間かけれないとか、査定書は
メールでいいですか?と言われ
何社か査定してもらったなかで、最低でした!もちろん断りました!
こんな査定士いるんですね?最悪な日でした!😂— 長池明美 (@70q4MAvB9e0mTTw) February 25, 2025
この方は、大手不動産会社に査定を依頼した際、非常に冷たい対応を受けたそうです。
「時間がない」「査定書はメールで」と、売る側の気持ちをまったく考えていない様子が伝わります。不動産の売却は一生に一度あるかないかの大きな決断です。
実際に数社に査定を依頼した中で最も印象が悪かったとのことで、信頼できない相手に家を任せるのは避けた方がよいと感じたようです。
【ネガツイ注意😂】
しかし…今回の不動産屋、物件は古いけど中々良いのに、対応が最悪…妻が不動産関係なので、この対応はあり得ない…と言ってます。
CM流す会社でもやはり担当者に当たりハズレはありますね。
実は経営者時代に借りてた物件の担当者もハズレ引いたっけ笑
あの時は怒ったなぁ💦— ハッサン@人生再出発の準備中 (@Hqao3683) February 25, 2025
この方は、物件自体には魅力を感じていたにもかかわらず、不動産会社の対応に強い不満を持たれています。
売主にとっても、担当者の対応は大きな影響を与えます。対応が悪いと、内見者が良い印象を持てず、せっかくの物件でも購入意欲が下がりかねません。
特に信頼を損ねるような対応は、売却チャンスを逃す可能性もあります。
広告を出しているような会社でも担当者の対応は様々なので、売却を任せる際は実際に話してみて相性や姿勢を確認することが大切です。
最悪の不動産屋
担当者と連絡がつかない
(電話しても居留守をつかわれる)
↓
折返しがあっても夜の9時過ぎ
ワン切り(記録だけを残す作業)
すぐにかけ直しても取らない
↓
電話に繋がっても、話し合いにならない
(完全に舐めてかかられる・法律を引き合いに出され話がかみ合わない)ヤバくない??
— サブリリース.com 三宅(サブリースお悩み対応中) (@sabrelease) February 5, 2025
この方は、ある不動産会社との取引で電話をしても応答がなく、折り返しがあっても夜遅く、さらにワン切りのような形で連絡が来ることがあったそうです。
すぐにかけ直しても応答がないため、売却活動が思うように進まず、ストレスを感じていたとのことです。
このような状況は売主にとって大きな負担となります。不動産売却において担当者の営業力や対応の質は、売却期間や結果に大きく影響します。
担当者が積極的に動かない場合、物件の魅力が十分に伝わらず、買い手の獲得が難しくなることがあります。
不動産会社を選ぶ際は、担当者の対応の良さや連絡の取りやすさを事前に確認することが重要です。
安心して任せられる不動産屋を選ぶ3ステップ
信頼できる不動産屋を選ぶためにも、以下3つのステップを解説します。
- 複数社に査定を依頼する
- 実績や口コミを徹底チェック
- 担当者の説明力と対応スピードを比較
STEP①:複数社に査定を依頼する
まずは複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。1社だけではその価格が高いのか安いのか判断しにくいため、数社の金額を比べることが大切です。
査定を通して各社の提案や担当者の対応も見えるので、信頼できる会社選びにもつながります。ただし、相場より高すぎる査定額には注意が必要です。
STEP②:実績や口コミを徹底チェック
安心して任せられる会社を選ぶには、実績と口コミのチェックが大切です。
まず、不動産会社のホームページで売却実績を確認しましょう。自分の家と似た条件の売却経験が多い会社なら頼りになります。
次に、Googleマップや口コミサイトで利用者の声を調べましょう。担当者の対応や説明のわかりやすさなどを見て、信頼できそうか判断しましょう。
ただし、口コミは感じ方に個人差があるため、いくつかの情報を見比べるのがおすすめです。
STEP③:担当者の説明力と対応スピードを比較
安心して任せられる不動産会社を選ぶには、担当者の説明力と対応スピードを比べましょう。
売却の流れや査定の理由をわかりやすく話せるかが重要です。返事が早く、質問にも丁寧に答えてくれるかも確認しましょう。
複数の会社とやりとりして、信頼できる担当者を見つけることが成功への近道です。
やめた方がいい不動産屋に関するよくある質問
やめた方がいい不動産屋に関するよくある質問をご紹介します。不動産屋選びで悩んでいる方は参考にしてみましょう。
- 不動産屋が一番嫌がることは何ですか?
- 良い不動産屋の特徴は何ですか?
- 大手と中小のどちらがいいですか?
Q:不動産屋が一番嫌がることは何ですか?
A:売主が他の仲介会社に乗り換えることです。
専属専任や専任媒介の契約中に別の業者と契約すると、契約違反になる可能性があります。契約書によっては違約金を請求されることもあるため注意しましょう。
さらに、他の会社と契約されると、今までの営業が無駄になったり会社の利益が減ったりするため、不動産会社は強く引き止めてくることがあります。
Q:良い不動産屋の特徴は何ですか?
良い不動産屋の特徴は以下のとおりです。
- 親身なヒアリングを行う
- 売却活動の透明性が高い
- 適切な査定価格を提示する
- 豊富な売却実績と専門性を持つ
- 誠実で迅速な対応をする
売主の要望や状況を丁寧に聞き取り、最適な提案をしてくれる会社は信頼できます。例えば、売却理由や希望価格、売却時期などを詳しく確認し、それに基づいた戦略を立ててくれます。
また、売却活動の進捗や市場の反応を定期的に報告し、売主が状況を把握できるよう努める会社は安心です。
これらのポイントを参考に、不動産会社を選ぶことで安心して売却活動を進められるでしょう。
Q:大手と中小のどちらがいいですか?
A:どちらがいいかは物件や目的によって異なります。
大手は広告力が高く、多くの人にアピールできます。駅近など人気のある物件には向いています。一方、中小は地元に強く、築年数が古い家や地方の物件に強いことがあります。
ただし、どちらにも良い担当者とそうでない人がいます。一社に決めず、複数に相談して信頼できる相手を選びましょう。
まとめ:やめた方がいい不動産屋を理解して不動産売却を成功させよう!
やめた方がいい不動産屋の特徴として、「誇大広告をしている」「過去の違反歴がある」などがあります。
不動産会社として運営するためには、いくつかのルールを守る必要がありますが、なかには法律に違反する行為をする業者も少なくありません。
信頼できない不動産屋へ相談してしまうと、損失が発生したり大きなトラブルに巻き込まれたりする恐れがあります。
不動産売却を成功させるには、信用できる不動産屋と担当者を見極めることが非常に大切です。
「どこに相談すればいいんだろう?」とお悩みの方は、ぜひこの記事を参考にして、避けるべき不動産屋を見極めましょう!
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